脚本・演出:太田守信(黒薔薇少女地獄)
2019.11.26-12.8
突然訪れた木更津芽実とのお別れに、亀山かずさはいつまでも絶望のドン底から抜け出せずにいた。
というのも、ようやく勇気を出して、告白しようとした矢先の出来事だったから。
だがそんなある日、かずさは鉄道擬人化BLというかなりニッチなジャンルの同人誌と出会い自分も挑戦してみようと思い立つ。
夢を追いかけて成田から発ってしまった芽実を想うと創作意欲が止まらない!
彼女の中で、今は成田線×総武本線がアツそうだ。
「あんまり銚子に乗るなよ・・・?」
「そんな簡単に・・・言いなりに成東おもったら・・・ひあっ」
「はははっ、口ではそう言いながら、お前の下総橘はこんなにも水郷だぜ」
こんなひどいネームを恥ずかしげもなくふんだんに描きつつ、ひたすら別れからの再会というストーリーを妄想してはその日がやってくるのを待ち焦がれる。
自身の百合な気持ちを薔薇で表現するなんてだいぶ倒錯的だから、芽実にバレたら嫌われちゃうかもしれないけど・・・。
「私はJR久留里線。私は芽実の帰りを上総松丘。もしこのことがバレたら平山まりして許してもらおう。だって想いをどこかにぶつけないと、アタマが久留里そうだから!!」
それから数年の時を経て、ついに芽実は帰国する。
夢破れ、失意の中で。
そして知る。かずさがいつのまにかプロの人気漫画家になっていたことを――。
「私達、きっと外房線と内房線だったんだよ・・・」
2018年5月、百合×鉄道擬人化BLという要素の多すぎる内容にもかかわらず、「脚本家のアタマがおかしい」「あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!百合だと思って見に来たらBLだった」など大好評を博した「堕天使は薄い本を閉じて」のスピンオフ!!
しかも舞台を千葉に限定し、さらにマニアックに進化してしまいました!!
さあ、もはや誰がついてこれるのか、そして終着駅はどこなのか・・・予測不可能な黒薔薇コメディ、発車します!!
ABキャスト | Aキャスト |
Bキャスト |
三栄町LIVE STAGE(旧フラワースタジオ)
東京都新宿区四谷三栄町10-12 ボナフラワービル B1
(1F居酒屋「大西」のビルの地下1階)
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」4番出口より徒歩5分
JR総武線・東京メトロ「四ツ谷駅」より徒歩10分
都営新宿線「曙橋駅」より徒歩7分
宣伝美術:柳田ひかり
キャスティング:若宮亮
制作:松尾智久/貴志灯
制作指揮:小畑幸英
プロデューサー:清弘樹/若宮亮
企画・制作:三栄町LIVE
三栄町LIVE
info@3eicholive.com
自由席3500円(当日4000円)